:: むかしむかしのおはなし ::
あるところに、とても美しい絵がありました。
絵の作者は不明、どこで描かれたかもわかりません。
その絵は人を惹きつけ、見るものすべてを魅了しました。
ですが、見た人全てが口にする感想は決まって、
「何が描かれていたか思い出せない」
向日葵のように笑う少女の絵だったかも、という人もいれば
悲しみにくれた夕日の絵だったという人もいました。
その絵は長い歴史の中で、次々と持ち主を替え、そのたびに「形」を替えました。
古ぼけた額縁の隅にはこう書かれています。
『私を見つけて、名を呼んで、ここから連れ出して』
これからアーチの持ってる色の精霊ぽいものを登場させてく予定です。
一匹目は黄色。
年内は厳しいので来年からかなー。
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